チャレチャンでいいですか

melon_kinenbi2006-12-25

今年も土曜日はスフィア選抜の出るチャレンジカップチャンピオンズ大会、日曜はメロンコンというヲタクリスマスでした。


チャンピオンズ大会は今年すかいらーくが主催してきた、スフィア選抜も出場する一般女性大会での上位チームが競う大会で、招待チームを加えた12チームが集いました(1チーム欠席)。


手前Aコートの一試合目がいきなり凄いレベルで、こりゃ今日は楽しめるわと興奮したところでスフィア選抜が登場、一気に現実に引き戻されるのでした。
結局一試合目の2チームは準決勝及び決勝まで行った強者で、まあそこら辺は仕方ないわなと言うのはあるのですが、特に決勝に進んだFCロヴェッシャータの方は相手が強くなるほどにどんどんプレーのレベルが上がる始末で(笑)、やはりまだまだ大きな隔たりがあると感じたのも事実です。


スフィア選抜は予選Cグループで1試合目は0-2であっさり負けた訳ですが、次に対戦する相手*1の試合を見て予選突破(3チーム中上位2チームが準々決勝に)は確実だなぁと思うのでした。


予選でのチーム振り分けはうがった見方も出来るわけですが、奥のBコートで行われた試合も見るに選抜のレベルは決して低かった訳ではありません。
ただ借りに準決勝に行けたとしても、確実にそこで敗退していただろうと言うほどに決勝の2チームなどは別格でした。


結局選抜は予選2試合目を大勝し準々決勝進出、準々決勝は1-1の引き分けに持ち込みPK戦までもつれ込むも敗退と魅せる部分でもスフィア選抜は充分にその役割を果たして、これからもこういった場で揉まれながら一般チームとの交流を深めて欲しいと思うのでした。


この大会で実現しなかったけど見たかったカードは2つあります。
ひとつは優勝したFCロヴェッシャータとの対決、このチームは船橋の第1回チャレンジカップで選抜チームがコテンパンにやられた相手で、約1年を経てどれくらい戦えるのだろうかという部分で興味がありました。
このチームとは準々決勝で当たる可能性があった訳ですがどちらも2位で進出した為それは実現しませんでした。


もうひとつは準優勝したAS☆OTTAとの対戦、このチームにはchakuchaku J.bでコーチを務める宇津木有香さんが所属しており、対戦が実現すれば宇津木めぐみさんと有香さんの姉妹対決が見れたのでした。


このチャンピオンズ大会を見ていて感じたこと、考えさせられたことが2つあります。
一つ目は素人っぽい意見で何ですが、スポーツ〜特に接触のある競技に関しては強いハートが必要だと言うことです。
準決勝や決勝では時間が進むと共にお互いだんだんと牙をむくシーンが増えてきました。
もちろん技術的な部分で秀でたり優れた選手同士だからこそ出来ることな訳ですが、プレッシャーを掛けられても怯むことなく応酬するその掛け合いを見ていて、それが女性同士だったからというのもあってかハートのぶつかり合いのようなモノを強く感じたのです。


こんな所で名前を挙げるのは酷な気もするのですが、この日スフィア選抜メンバーの阪本麻美さんはその部分で弱さを感じました。
見方に出すパスは弱く、ゴール前でボールを貰うシーンでは迷い気味のトラップが必ず挟まれるのです。
ブログによれば彼女はミュージカルの仕事などがあり、ファイナル以降一度も練習に参加出来ていないとのことで、仕方ない部分がもちろんある訳です。
しかしこの日も彼女のプレーひとつひとつは確かなもので、それ故に判断力の遅さや気弱な動きが残念なのでした。


二つ目はFCロヴェッシャータに見るチームのあり方です。
このチームはベンチに入れないメンバーを沢山擁するチームで、船橋の時と同じくこの日も沢山の子が応援に来ていました。
メンバーの構成がどうなっているのか不明なのでここからはあくまで自分の憶測ですが、上で応援していたのはゲームに出ている子より明らかに低学年の子達で、そこにはクラブ組織で言う所の1部と2部のような関係が出来上がっているように見えるのです。


この日も大活躍したゼッケン77番の子は2月の大会にもいたと思うのですが、2月の時点から少しメンバーが既に替わっていて、チームとしては少し弱くなっているかもと感じました。
それでもあの強さな訳で、沢山の部員を上手く育ててチームを作っていくモデルケースとして、このチームはとても参考になると思った次第です。


競技思考であるとかいった方向性云々を抜きにしても、広い年齢層のメンバーを募って、チーム内に活性化をもたらすというということがどれだけ魅力的なチーム作りに反映出来るかということを改めて考えさせられるのでした。


この日をもって今年度のスフィア関連の大会は全て終えました。
本当に今年1年スフィアの大会で楽しませてもらったし、そういった機会を設けてくれたスポンサーのすかいらーくには一ファンとして感謝しています。
芸能人フットサルリーグ1年目だった今年は手探りな部分も多く決して全てが上手くいったとは言えないでしょう。
しかし確実に良かったし評価したいと思うのは、女子芸能人チームのリーグ戦並びに一般女子チームとの交流となるカップ戦を通年で並行開催してくれたすかいらーくのスポンサード姿勢です。


チャレンジカップが開催されなければ、スフィアの魅力、面白みはもっと内向きなモノになっていたのではないかと思います。
もちろんひとつのコンテンツを強力なものにするためにはそういった囲い込みもある程度は必要です。
しかしメジャーなスポーツでは見る側の目も肥えている訳で、その道の熟練者達との交流は避けて通れないというのが自分の考えです。
各チームへの経験者の参加など色々難しい部分はありますが、一般チームとの試合という経験は間違いなく彼女たちにとってプラスになるし、スフィアにとっても色んな意味でプラスになると思うのです。


来年に関してスフィアはもちろんなのですが、それと同じ位にこのチャレンジカップも是非開催して欲しいと思ったそんなチャンピオンズ大会でした。

*1:PINK PIGというチームでスフィア選抜が優勝したお台場の大会で3位だったチーム、ちなみにこのチャンピオンズ大会に出場したチームは招待チームとPINK PIGを除いて他は全て優勝か準優勝のチームです