お台場カップガッタス編

melon_kinenbi2006-09-03

ガッタスは予選E、Fと出場しましたが予選敗退となってしまいました。
是ちゃんをゴレイロにせざるを得ない台所事情がその苦しさを物語っていたわけですが、そうしたことで余計に今のガッタスの弱点が見えていたようにも思えます。


まず今のガッタスは運動量が少な目です。
サルやバスケットなど攻守の切り返しが多いスポーツでは走ることが重要になります。
体格で負けるガッタスは他のチーム以上に走ることが重要なのですが、フルタイムで動けるほどのスタミナがありません。


特にオフェンス時の足の止まり具合はとても気になります。追いかける動き自体は他と一緒かそれ以上なのですが、ボールを持った瞬間全員の動きが鈍くなるのです。
能動的に動ける分オフェンスの方が体力の消耗度は少ないはずなのですが、そこまで体力が回らないのかまだ動き自体に迷いがあるのか・・・とにかく急激に運動量を上げる事は無理ですからガッタスはもっと楽に試合を運ぶ術を色々と取り入れるべきです。


最も運動量をキープ出来るのはやはりメンバーチェンジを頻繁に行うことでしょう・・・しかし今のガッタスにはその余裕もありません。
特にカレッツァファンタジスタを見れば判りますが、サルをやる以上各ポジションで2セット組める位のメンバーは必要な気がします。
せっかくリトルとしてチームを編成までしている訳ですから、仕事や学業の関係もあるでしょうが先を見越して積極的にチーム間の練習交流などは行って欲しいです。


あとオフェンスの最後を必ずシュートで終わることはとても大事だと思います。
打たないと点が入らないというのはもちろんですが、枠を外してもゴールクリアランスまでの間などで一呼吸置ける時間が稼げる訳です。


ここで2つ目の弱点に続きますが今のガッタスは是ちゃんを除くとシュート力が弱すぎます。
経験者とそうでない人の一番の違いはここであるような気もしないではないのですが、動いているボールをミート出来るスキルを身につけて貰って、特にミドルレンジ(比較的短め)でしっかりと蹴れるようになってほしいです。
お台場ではコースが開けていてもパスを回すようなシーンが何度か見られ、逆に消されていても無理矢理打つというシーンもありました。
そこら辺のセレクションも単調で、ガッタスは敵陣の深い所まで持ち込む事に拘りすぎている気がします。


不満ばかり書いてきましたが良い部分も色々見られました。
スペースを見つけて動こうとする意識は多々見られ、練習不足から連携はイマイチでしたがこれらは上手く行けば内容も伴うゴールになるはずです。
ガッタスはスキルに秀でた経験者がボールを持ってオフェンスを組み立てるわけでないので、正直結果はスグには出にくいと思います。
それでも今の取り組みは止めないでもらいたいし、結果以上に内容にはこだわって欲しいと思っています。


あとやはり是ちゃんのゴレイロは興奮しました。
リスクを負ったパワープレイはエンターテイメントの度合いを上げ、少なくとも小さなコートのお台場では完全にアリなものだということを示してくれたと思います。
またストレスを貯めて攻め上がったり、審判の笛にキレてパニクる姿は人間味に溢れて見ていてとても面白いのでした。
クールなキャプテン吉澤が引っ張る中で彼女のようなポジションはとても大事だし、彼女は今やスキル面以外でもチームに表情を持たせる貴重な存在だと思っています。