スーパーチャレンジカップ第2回(試合編)

melon_kinenbi2006-08-17

お盆休みの最終日、懲りずにお台場へ足を運びました。
14日ほどではありませんでしたが小雨のぱらつく中かなりの人出でして、11時過ぎにスタンドに到着すると既に7-8割埋まっている状態なのでした。


スタンドは奥側が参加チームに開放され、まん中ら辺はスフィア目当てで来たファン、手前は一般客+遅れてきたファンといった構成で、ガッタスカフェは満席になると食事をスタンドで取ってもらうよう誘導しているのでした。
自分は手前の上段で観戦、上で書いた通り周りには家族連れや参加チームの関係者など入れ替わりで色んな人が訪れ、その会話でも楽しませてもらいました。


結果を書くとスフィア選抜は予選Cグループで登場、


予選第1試合 0-0
予選第2試合 2-0
準決勝 0-0(PK2-1)
決勝 2-0


で優勝と相成りました。
準決勝までは12分、決勝は前後半8分で行われ、ランニングタイムということで予定表の時刻通りに進行、ゴールスローがセンターラインをノーバウンドで超えてはいけない点などルールはお台場カップと一緒でした。


今回は初心者チームが大半、純粋にサルを見て貰うイベントとしては生ぬるかったかもしれません。
ただスフィア選抜が入った予選Cブロックだけは3チームともしっかりとしたチームで選抜自体は最初から遊び一切無しの本気モード、主催者枠で参加するチームとしては贔屓抜きで純粋にこのイベントを盛り上げるのに一役買ったと思っています。


・スフィア選抜 0-0 横浜山手女子学園
予選第1試合の相手は横浜山手女子学園、地味めのトップスにハーフ丈のトレーニングジャージという出で立ちは練習着そのままという感じでしたが、メンバーも多く監督の元でまじめに練習をしている印象を受けました。


試合は終始選抜が押し気味、ただ小さいコートで相手チームが完全に引いて守る為苦戦を強いられました。
自陣からのロングボール、サイドチェンジのダイレクトパスなどはコートの広さ的に厳しく、狭い空間をパスで切り崩す程の連携も至らず、定石としてはパスを繋げながら一度下がり相手マークを前におびき寄せて一気に崩すといった感じだと思うのですが今回の選抜メンバー、選手起用でそれは不可能でした。


・スフィア選抜 2-0 アスタリスク
予選第2試合の相手はアスタリスク、短髪のメンバーが多くサルよりサッカーを強く感じさせるプレーが多々見られ、シュート力だけ見れば今大会でもベスト3に入っていたと思います。
選抜は前線からのプレスを心がけ、是ちゃんが2点をもぎ取りました。
そのプレスが効いたのと6人というメンバーの少なさから後半相手チームは一気に運動量が減り、危なげない展開でした。


結局1試合目の引き分けが響き決勝進出は横浜山手女子学院とアスタリスクの結果待ちに、この日一番雨が強くなる中でアスタリスクが勝利、直接対決で選抜が勝っていることから選抜の決勝進出が決まりました。
タラレバが無意味なのを承知で言わせてもらえば、この予選の2チーム〜特にアスタリスクはBorDのブロックに入っていれば確実に決勝進出していたでしょう。
ここら辺のチーム振り分けは本当に難しいと思わされた予選なのでした。


・スフィア選抜 0-0 aozal立石(PK2-1)
準決勝は予選で一番目立っていたaozal立石と対戦、事実上の決勝と相成りました。
このチームは前目のポジションに良い選手がおり、特に20番の選手は容姿も合わせて是非スフィアでそのプレーを見せて貰いたいと思った程です。
彼女は青山さん位の体格で決してスピードがある訳でもないのですがボディコントロールとボールの扱いに長け、そのスマートなプレーぶりに目を奪われました。


お互い攻撃重視でシュートの本数も多かったのですが、aozal立石は20番にマークが厳しい上シュートコースも消されて殆どがゴレイロ正面、結果は引き分けだったのですが選抜としては危なげのない展開だったと思います。


選抜自体は決定力不足を露呈した形、ただ今回の人選からするとこれは予想できた部分だし、選手起用からしてもコーチ陣は勝ちに拘っていたとは思えません。
選抜というチームを成長させるという側面で捉えれば、このゲームはとても良い取り組みを見せたのではないかと思います。


結局PK戦にもつれ込みデュデク赤坂さんの活躍で選抜は決勝へと駒を進めました。
興行視点で行けばaozal立石とは決勝で当たったほうが盛り上がったのかもしれませんが、スフィアのファンからすると決勝前に見られた軽いアトラクションの為これで良かったという人が多かったかもしれません。


・決勝を前に
上記の試合の後に行われたもう一つの準決勝を見た人はすべからくスフィア選抜の優勝は堅いと思ったことでしょう。
インターバルを設けるため休憩時間が挟まれる中、先に試合を終えたスフィア選抜のメンバーはコートに早く現れました。
決勝まで進んだ充実感からか、それとも決勝相手の実力を読み取ってか、選手は皆リラックスしており笑みが絶えません。


ストレッチを一通り終えると、冒険王広場の大通りに面している側のゴールを使ってPK練習(後アトラクション)に興じます。
最初は普通の(第2)PK練習だったのですが、伊藤さん守るゴールをなかなか割れない小島さんがムキになって何度も再挑戦、途中田代さんや西田さんのシュートを挟みつつことごとく外す小島さんのヘタレぶりに会場は湧くのでした。


小島さんがゴールを決めると今度は赤坂さんをゴレイロに迎えて伊藤さんがPKに挑戦、以前見せたセンターラインから助走を付けてのPK成功にスタンドは更に盛り上がります。
そして締めは逆対決で今度は赤坂さんがPK挑戦、なんと反対ゴール側から助走(というかもうハンデ)を付けて見事に失敗>フィールドにヘタレ込み小島キャプテンに蹴りを入れられるオチ付きでアトラクションは綺麗に終わったのでした。


スフィアを見ていれば取り立てて珍しい光景ではないし、サルやサッカーをやっている人達なら誰だっけ試みるようなお遊びな訳ですが、沢山の一般客も見ている中で彼女たちがシリアスな競技の合間に見せるその光景はとても良い印象を与えたのではないかと思います。


・スフィア選抜 2-0 ぴよっち
決勝はスフィア選抜勝利と誰もが思う中、序盤にアクシデントが訪れます。
是ちゃんが相手選手とバッティングによる接触、顔を押さえて倒れ込み立てません。
ボールを出してゲームを止め結局是ちゃんは退場、小島キャプテンが替わりに入ります。


この日は最初からそうでしたが、是ちゃんと小島さんを2枚投入して戦うことは殆どありませんでした。
基本はどちらもアラで入る訳ですが、色んなメンバーと組み合わせて特に新規に招へいされたメンバーを生かそうとする試みが多く見られ、結果としてガチ度は低かったと思います。


それでも相手ゴレイロパスミスから長谷川さんが決め、フリーキックでマッキーさんがこの日一番のファインゴール、本人の喜びようからもマッキーコール*1が起こるのは必然の流れでした。


仕事の都合か半数のメンバーが早退して表彰式は少し寂しいものとなりましたが、皆の笑顔はとても印象的でした。
その最中前頭葉のあたりを冷やしながらゴール裏を通り過ぎる是ちゃんの姿も見る事が出来、ホッとひと安心したのです。

*1:この日唯一起こったコールなのでした