何事も無かったかのように

melon_kinenbi2006-06-19

昨日は第3回すかいらーくグループチャレンジCUPを観に大崎へ、その後帰りの電車と友人宅で仮眠を取り大勢でWC観戦(フランスvs韓国戦まで)、そして現在に至ります。


チャレンジカップですが一応全3回観戦した立場から言わせてもらうと、今回ほど運営の難しさを感じた大会はありませんでした。
チーム選びからはじまり、現地会場での進行、観戦の方法・・・それらは全てがお互いに影響を及ぼす関係で、3回目にして今後この大会をどういった方向に持っていきたいかというのを考えさせられるような内容だったのです。


今回も全16チームを4グループに分けての予選、各グループ上位2チームの勝ち上がりで決勝トーナメントを行うという部分は一緒でした。
しかしそのチームの選考は過去2回とはかなり毛色が異なっており、今回は若い子〜小学生にしか見えないような子から10代後半の子を中心とした、女子フットサルかけだしの頃のようなチームが多々選ばれていたのです。


そんな訳で予選は大味な試合が多く、Aグループ以外は得失点に大差の付く試合が多々観られたのでした。
個人的に今回のチーム選考はとても興味深く、野郎の視点からすれば楽しませてもらったというのがあります。
しかしもしこれ位の技術レベルのチームをこれからも選んでいくなら、スフィア選抜の選手選考基準も少し変えるべきかもと思わされるのです。


野郎の視点から楽しませて貰ったというのは先に書いたように若い女の子が沢山参加していたという部分によるものです。
特にコギャルの女の子達が結成したかのようなビジュアルを持つチーム「おばったちゃん's」は異彩を放っており、その容姿とプレーのギャップがとてもいい感じで魅力的なのでした。


黒髪がトレンドになっている昨今チーム全員が見事な茶髪、念入りなメイクでマスカラが強力に投入されたまつげは通常の2倍位のボリューム、そんな女の子達がぶかぶかのインテルのユニフォームに身を包み、袖をたくし上げて、前髪を気にしつつもボールを追いかけているのです。


全チームがそんなだとまた印象が違ってくるとは思うのですが、彼女たちは明らかにこの日の裏MIPなのでした。
個人的にはスタイル抜群のゴレイロが気になる存在に、チームが弱いせいもあってシュートを浴びまくるのですが、彼女がセーブするたびに観客から沢山の拍手とエールが、自分を含めた右サイドの観客を味方に付けてこのチームはすっかり人気者になっていたのでした。


また他のチームにもBerryz工房の菅谷さんを連想させるような等身の女の子がいたり、フツーに可愛い子もちらほら、まあゲーム内容には殆ど関係はないのですが、スフィアに惹かれる野郎共には色々と嬉しい部分でもありました。


あと異彩という部分で付け加えるならチーム「夢庵's」*1のユニフォーム、並びに上着(この表現がぴったり)は面白かったです。
ユニフォームは審判と間違えそうな上下黒一色、しかしその背中のロゴは特徴的な手書きの文字で何とも言えない雰囲気を醸し出していたのでした。
しかもその上に着るトレーニングジャージの上着に当たるものが麻xかすりライクな薄手の甚平っぽいモノで、女の子がそういったカッコでサルコートにいるというミスマッチ感がとても良い味を出しているのでした。


上記の2チームも含め、試合前のウォームアップを見た時点で今日のスフィア選抜は間違いなく予選を突破するし良いところまで行くだろうと確信しました。
練習試合or親善試合を見る感覚であれば沢山のゴールが見られてとても良いイベントであったとは思います。
しかし上記のおばったちゃん'sが虐殺されるのを目の当たりにすると、どこか冷めた目で見てしまうもう一人の自分がいるわけです。


今回事前に発表された選抜メンバーの中、宇津木さんは会場に姿を見せませんでした。
もし彼女が出場していたらどれだけ弱いモノいじめが好きなんだよと突っ込まれるのは必死、チャレンジカップはスフィア選抜を師範に抱く道場破り的フットサルイベントの様相を呈したと思うのです。


もちろん底辺に光を当てるという意味合いでそんな大会があっても良いとは思います。
しかし見る側はあまり面白くはないし、長時間のイベントではダレると思うのです。
シリアスな競技思考と空気を込むエキシビション思考・・・それはフットサルプレーヤーにして芸能人であるという見えにくい境界線の模索を暗示しているようで、それこそが芸能人フットサルに科せられた永遠の命題だと思わされるのです。


自分としては中途半端と言われても仕方ないですが上手いチームとそうでないチーム、どちらもうまくバランスをとって選考するという方針が良いと思います。
上手いチームは各ブロックに1チームの割合で、それ以外は色んなチームを入れてみるといった具合です。
もちろんここで言う上手いチームはスフィア選抜のレベルと同等かそれ以上、選考はとても大変な作業かとは思うのですが、そこら辺を上手くバランスとってこれからも定期開催していってもらえればと思います。



今回隣りに座った方と色々喋らせてもらい長丁場でも楽しく見ることが出来たのですが、そこで話題に上がったのが場内放送の類です。
体育館構造の大きなフロアには小さくBGMが流され、基本はウグイス嬢が進行にそって結果などをいうだけという寂しいモノ、屋外のイベントで良く見られるのですが、このチャレンジカップでもDJを入れてみてはどうかといった事を話しました。


DJというと大げさなのですが、要は試合の実況ではなく試合の合間に静かな会場を盛り上げる役目をしてくれるような人がいると興行的にも面白くなるのではないかということです。
その方の話ではラジオNIKKEI主催のサルイベントではchakuchaku J.bで活躍されている影山のぞみさんがインタビュアーになって各チームの声を観戦者にとどけてくれたりするのだそうです。


先に挙げた2チームを筆頭に、一般人のチームであってもその名前の由来であるとかチームのカラー、どういった仲間の集まりかなど、そのゲームを見る上で興味を抱くきっかけとなるような情報を合間に教えて貰えると、もっと楽しく愛着を持って観戦が出来るようになると思うのです。


素人の女の子が上手くなっていく様を見ていく楽しみという部分は芸能人であってもそれ以外の女の子であっても変わりはありません。
シリアスな競技思考とは別の次元で、そういった楽しみを模索していくのも一般チームと交流していく少し特殊なサル大会での役目だと思うのです。


長くなりましたが今回一番書きたかったのはこのような運営に関する部分です。
試合内容やスフィアメンバーの感想に関しては別項でまた書きたいと思います。

*1:すかいらーく系列店夢庵のスタッフ有志で結成されたチームと思われます