涙のわけ

melon_kinenbi2006-04-23

先週の日曜日になりますが大崎へすかいらーくチャレンジカップを見に行ってきました。
会場は都心っぽく立体のコート設備になっていたのですが、体育館を改装してサルコートとして運営していくならもう少しお金をかけてテコ入れしてくれよといった感じなのでした。


この大会はすかいらーくが主催する一般女子のワンデイマッチにスフィア選抜チームが参加するというモノで今回は船橋に続く2回目、スフィアリーグ参加が噂されているチームも参加していたのですが、選抜チームのゲームが全て2面ある内の観客席側コートになっているのに対し、そのチームの試合は全て奥のコートで遠目にしか見れなかったのが残念な所でした。


スフィア選抜は2勝1分けの負け無しで予選を2位突破、しかし決勝ラウンドの1回戦でボロ負けを喫し敗退したのでした。
優勝、準優勝したチームとそれ以下のチームの差は歴然、さらに言えば優勝チームの試合巧者ぶりはとても秀でており、選抜チームはどんなまぐれがあっても優勝は無いだろうと思わされるゲーム内容でした。


この日のスフィア選抜ベストメンバーはGK三宅、FP是永、小島、庄子、松原だったと思うのですが、このメンバー云々を抜きにしてFP陣はポジション面でのバッティングや孤立が度々見られ、サルには組織力がどれだけ大切かということをまざまざと感じさせられたのでした。


今回は倍くらいの人数の候補者から12人を選抜、長谷川、佐々木、郡司が初の選出となったのですが、ゴレイロも色んなメンバーに経験させてあげて欲しいということを強く感じました。
それなりにサルをやっているチームが多いので強いシュートを浴びることはあっても交錯プレーは僅少、ある程度基本動作が出来るゴレイロであれば危険度はとても少なく、そこでの経験はゴレイロとしてとても糧になるモノだと思うのです。


選抜メンバーの中で印象的だったのはまず小島さんでした。選抜ではカレッツァの時と一緒かそれ以上にキャプテンシーを発揮して声とプレーでもってチームを牽引する彼女ですが、この日の彼女はプレー自体にさらに磨きがかかっており、浮き足になりがちなチームの中でタメを作って落ち着かせるという前回の宇津木さんの役回りもこなしていたのです。


ゴールシーンではやはり予選第3試合で見せた庄子さんのゴールにしびれました。
試合自体押され気味で、1点を先制されプレーに曇りが見え始めた後半の終了間際、右利きの彼女がボールを持って左サイドを駆け上がり、モーションを予見させないトーキックでもってミドル弾をゴールの右隅に・・・チームに引き分けをもたらすと共に彼女のスタイル、アイデンティティを見せつけた素晴らしいゴールなのでした。
前衛候補が多く選出される中、彼女は後衛の要の一人として選抜チームに絶対欠かせないメンバーな訳ですが、この日のプレーはそれを確固たるモノにしたと思います。


また1日経ずBS FUJIで放送されたKICK IN GAROTASの中ではSpotlightのコーナーで彼女がフィーチャーされました。
見に行けなかった名古屋の大会、chakuchaku J.bは1回戦敗退後XANADU loves NHCと対戦、そこにはかつてのチームメイト小由里さんが新規加入、誰よりも馬が合っていた2人が敵として相まみえた事にスポットが当てられてのインタビューだったのです。


試合自体はPK戦の末chakuchaku J.bが負け、次回はまたリザーブリーグへの降格となりインタビューはそのゲームの後に撮られたものでした。
悔しさで涙を流しながらも、しっかり上を向いてインタビュアーを見つつかつての戦友に今でも愛情を持っていることを感じさせる言葉の数々・・・彼女の熱い気持ちが伝わったし、彼女がスフィアリーグに参加してくれて本当に良かったと思ったのでした。


昨晩の恋するフットサルによると来週はこの選抜のゲームの模様が放送されるようです。
本戦で惨敗した後、是ちゃんをはじめとするメンバーの何人かは悔しさから涙を見せていました。
そこまでひたむきになれる彼女たちの熱さや選抜ならではのカップリング、仲の良さが沢山見れることを楽しみにしています。


次回のチャレンジカップ自体も既に決まっているようで、本当に定期的にこの選抜チームは活動を続けることが判り嬉しい限りです。
個人的希望として次回こそは是非ミスマガジンの溝口さんをセレクションに、宇津木さんも含めた布陣で面白いゲームを沢山見せて欲しいと思います。