SONYの迷走

melon_kinenbi2005-04-13

先日SONYから新しいHDDウォークマンが発売されました。
MDを引っ張りすぎ、独自規格のATRACも第二のβ状態、そういったツケはまだまだ取れそうになくこのnewモデルも迷走の途中といった印象を受けます。


このモデルからは大幅に操作体系が変更されており、それまでのユーザをばっさり切り捨てている訳ですが、それを肯定出来ないのは新しいインターフェイスが決して優れているとは思えないからです。
多分しばらくは引っ張らざるを得ないと思うのですが、このバランスが悪く面白みのないファンクションキー配列は次のフルモデルチェンジの段階で大幅に変更される気がします。


HDDプレーヤというのはハードディスクを利用する手前、デザイン面での自由度が非常に制限されます。
携帯プレーヤということで小さくなければいけませんし、バッテリー寿命など他にも制約が多い訳です。
日本人はこういった制約ゴトが多い中でのデザインというのは得意でして、特にSONYはそういった部分でどのメーカーよりも秀でていたと思います。


こちら*1のリンク先レポートでは+αの魅力が欲しいと書かれていますが、音楽再生という機能だけで止めている点を自分は逆に評価しています。
新機能よりも今一番必要なのは恒久的に使われることを目的とした新しいインターフェイスデザインの開発だと思います。