ITMS

上の文はこちらの記事*1を読んでの前フリとして書きました。(^^;
かなり前から日本の業界と接触していた事は触れられず、「Appleが事業化が可能だと判断した」というくくりで終わっている辺りに日本の音楽業界の閉鎖性が如何に高いかが伺い知れます。


iPodはもちろん良くできたデバイスですが、上で挙げたSONYの製品と比べれば性能の部分でアドバンテージとなるようなモノは殆どない事が判ってもらえると思います。
そんなiPodが継続して支持されているのはフリーウェアとしてWin&Mac両ユーザに配布されているiTunesの完成度によるところが大きいのではないかと思っています。


楽曲の管理に長け、見やすく分かり易いインターフェイス、その魅力は色々ありますが、未だ日本のユーザが正式に利用できていないiTunesのリーサルウェポンがITMS(iTunes Music Store)です。
特に色んな国の、色んなジャンルの曲を聴く人にとって、ITMSの使いやすさは飛び抜けたモノになるであろうことを保証します。


そしてこれからはこのITMSと連動した色んな企画が日本でも話題になると思いますし、そこから新しい消費スタイルが生まれると思います。
色々とビジネスに繋がりそうなのが検索エンジン界隈、今テレビで流れた曲、XXXで使われている曲を知る>スグにオンラインで購入という流れなどはITMSによって爆発的に増えると思いますし、そういったデータベースサービスも繁盛するでしょう。


先日書いた巨大掲示板ガッタススレッドでは、739カップの番組で流れたらしくベリンダ・カーライルの名前が挙げられていました。
80年代ヒットチャートを知る者には有名過ぎる曲ですが、こういった機会を経て初めて聴いた人がこの曲いいなぁと思った直後、スグにその曲を購入して自分のライブラリに入れて楽しむ・・・その過程で踏むステップの数においてITMSは間違いなく最短で、シンプルです。


音楽配信ではとかく1曲あたりの価格が話題にされがちですが、こういったソフト面で消費者に与える満足度というのは無視できない大きなモノですし、その点でiTunes+ITMSは他の配信会社、ソフトを大きくリードしていると思います。