話題の人

melon_kinenbi2005-03-31

先日のヤンタンですが、冒頭の合コン話で眠そうな女の子をナベさんに告げ口する際、さんまさんは「冬のリヴィエラ唄ってる」と言っている訳ですが、女性陣2人は全く反応なく理解できていない様子でした。


何歳辺りが境界線なのかは判りませんが、これはある年齢よりの下の世代に取っては説明をしないと判ってもらえないネタな訳で、そういった言い回しというのは閉鎖性だったり差別性を生み出しかねない訳ですが、回りくどく揶揄するという手法は日本人の大好きな奥ゆかしさの一端ですし、さんまさんのようなメジャーな人がしゃべるからこそアリなのだとも最近は思うようになりました。


ご存じ無い方のために説明すると、「冬のリヴィエラ」は森進一のヒット曲でして、要はその女の子が唄っている時の森進一のような(眠そうな)顔になってるという訳です。
もう説明する時点で笑いからかけ離れている訳ですが、こういった言い回しを聴いてクスッと笑えるか、スルーなのかというのは些細なことだけれども埋めがたいギャップなのだと改めて思ってしまうのです。


もう少し細かく書くとここには
・「冬のリヴィエラ」という曲を知っている
・「冬のリヴィエラ」を唄っているのは森進一であるということを知っている
・森進一の唄っている表情を思い浮かべることが出来る(或いは森進一のモノマネ芸の特徴がスグに思い浮かぶ)
といった段階があるわけで、これらの事を一つしか知らないのと全部知っているのでは面白い部分というのも若干違ってくるわけです。


・・・と前置きが長くなりましたが(前置きかよ!)、森進一さんはポップス好きには外せないシンガーですのでご存じ無い方は是非一度聴いてみてもらえればと思っています。
詳細はWikipedia*1に譲りますが、そのプロフィールと作品に携わった人を見れば必ず興味が湧くはずです。


個人的に一曲上げさせてもらうなら「紐育物語(NewYork Story)」を推薦、細野晴臣さんが提供したこの曲は森 進一節で唄われるR&Bでして、サビの「まんはったんいんざれ〜い〜ん」は一度聴いたら絶対忘れないインパクトなのです。