恋の仕組み/メロン記念日

一方こちらはCD音源自体が残念な仕上がりとなっています。続けて聴くと良く判るのですが、ダイナミックレンジが小さく、全体的にこぢんまりとしているのです。
しかし楽曲自体はこちらも素晴らしく、「遠慮はなしよ!」に続くスカチューンとして特にライブでは期待大な曲なのです。
何より、こちらはメンバーのボーカルがそれぞれに本領を発揮、タニゴン、柴ちゃんも良いですが、とりわけ村田、斉藤2人のボーカルがやばすぎです!
この曲はAメロが反復される構成に、最初は柴田x大谷、次が斉藤x村田で、2番では組み合わせは一緒で順番が逆、つまり大谷x柴田>村田x斉藤といった構成になっているのですが、このパートでの村田と斉藤の部分が本当にやばすぎ、2人とも自分の声を生かした素晴らしいパフォーマンスを見せているのです。
歌詞もこれでもかというくらい随所に韻を踏んだ面白いモノで、声に出して歌ってみるとその気持ちよさは半端ありません。
しかも、2番の初っぱなでは「シャンパンの恋」を笑い飛ばしているといったつんくPらしいお遊びもw、建て前と本音というのとは少し違うのかもしれませんが、人間が持ち合わせる二面性を2つの曲を通して上手く歌詞に載せているようで、そういった意味でもこのシングルは良くできているなぁと思わされるのです。


最後にジャケットワークなどについてですが、やはりあまりに直球な構成自体は頂けません。盤面のアートワーク自体は素晴らしいですし、曲も素晴らしいのでココも頑張って欲しかった・・・というのが正直な気持ちです。
あとこれは去年からずっと思っている事ですが、最近のメロンのシングルは4人の名前のクレジットが一切ありません。そんなの今さらといった向きもあるでしょうが、やはり曲に惹かれて購入する人もいるわけで、最低限の情報として入れて置いて欲しいと思うのです。