Sky

melon_kinenbi2006-04-03

どこまでも広がる青・・・そんな歌詞に相応しい今日は雲一つない晴れ渡った快晴です。
それは昨日の豪雨がウソのような、とても澄んだ、晴れやかな景色なのです。


昨日は横浜でavexのアイドルライブGirl's BOXが開催されました。
話は先日のリリースイベント日に遡りますが、その日に配信されたメルマガでGirl's BOXがSweetS最後のライブになるとの記述が、それを読んで慌て、色んなことを考え出します。
そして自分の出した結論は意地でも見に行かないというものでした。
こんな中途半端なライブで終わることなど誰一人望んでいるはずがないのです。


しかし当日になり仕事を始めるもなかなか集中できず、早く終われば当券でといった思いが次第に大きくなってきます。
仕事の途中に某掲示板を閲覧、どうやらSweetSは最後のようでますますその気持ちに拍車がかかっていました。


結局仕事はかなり遅れ、無理だと思いはじめた6時半過ぎ、降っていた雨が土砂降りになります。
本当にあり得ない位の、窓の外の視界が一瞬にして消えるくらいの吹き降りでした。
7時過ぎに仕事は終わり、iPodSweetSを聴きながら窓越しに吹き荒れる雨を眺めてボーっとします。
しばらくそうしているうちに、ある女の子の顔が思い浮かんできました。


感受性が強いその子は、沢山の気持ちを受け止めて自分の言葉で包み隠さず返してくれるある意味アイドルに一番必要なモノを持った子で、ステージ上では嬉しくても悲しくても誰よりも沢山の涙を見せるのでした。


彼女は雨女で、イベント時に雨が多いのは彼女のせいだというネタふりが出来るほどでした。
雨のイベントは大変になるわけですが、それ故に忘れられない想い出も沢山出来ます。
雨の中で踊り歌う彼女が見せた笑顔は一生忘れることないと思うほどです。


小一時間して雨は突然止みました。
彼女たちのライブが終わった事を教えてくれたかのような、本当に突然の雨上がりで、街は奇妙に静まり返っているのでした。


帰って掲示板を覗くと彼女はステージで嗚咽を漏らすほどに号泣したそうです。
また最後に参加者全員で「別れの詩」を歌ったそうです。


卒業シーズンですから普通ならそれもアリかもしれません。
しかし最後と公表したSweetSのステージで、この曲を最後に持ってくるなんてことが許されるのだろうかと自分は強い憤りを覚えています。


もしこれが彼女たちの希望で、最後のライブのラストにはこの曲を・・・というのであれば納得はしませんが、従います。
けれど自分には到底そんな風には思えません。


今、自分はどこかで恐いと思いながらも、彼女たちの本当の声を聞きたい・・と強く思っています。