Never Ending Story

melon_kinenbi2006-03-31

先週の土曜日、水道橋の東京ドームラクーアではSweetSの記念すべき10thシングルリリースイベントがありました。
これはもうかなり初期からの恒例行事でして、newシングルorアルバムリリース週の週末を利用してイベントを開催、東京では必ずラクーアのオープンステージで開かれる訳です。


多くの場合土曜が東京、日曜が大阪、これはメンバー5人全員が関西以西在住であることを考慮してのスケジュール、イベント自体は東京だと正午から始まって3回まわし、歌を数曲披露した後、CD購入者を対象とした握手会を開くといった具合です。


のどかな休日の昼間、遊園地の中のオープンステージで、MCや販促をavexの社員が全て行い、遊びに来ている親子の目にも留まる、決して規制が入るほどファンが押し掛けない・・・そんなほのぼのとした空間が自分は大好きでした。


この日、2回目のイベントでSweetS解散が発表されました。
ぼろぼろと泣きながら解散を発表し、歌を唄い握手会、そして少しの休憩を挟んで3回目のイベントが始まります。
いつもと同じように新曲からスタート、各人が新曲のコメントを喋り、歌が続き、色んな告知、前向きな解散報告、ラストの曲を唄い握手会へ・・・長めの握手会が終わり彼女たちがはけた後にはアンコールがおこって彼女たちが再登場、アンコールで歌う曲はNever ending story・・・それらは全て決まり事で、それがSweetSのスタイルなのでした。


あれほど好きだったこれらお約束ごとの数々・・・それがこの日は切なく、苦しく、そして全てを壊したく感じられ、頭の中ではFUCKとWHYが止めどなく繰り返されるのでした。
そして小さな5人の女の子が自分なんかよりはるかに気丈に振る舞っているその姿を見て、自分のヘタレ具合とダメさ加減を痛感するのです。


自分の抱く幸福感がずっと続けばと思いながらも、決してそれが永遠に続くモノではない事を悟っていて、さらに言えばその幸福を与えてくれている女の子達の幸福と自分の幸福のベクトルが長さも向きも違う事は判っているのに、解散という言葉を聞かされ本当に胸が締め付けられ、後ろ向きな気分になっている自分が情けないです。


ころころとコンセプトを変えながら安易に長続きさせたり、新しいメンバーに彼女たちが作り上げた世界を継承させないこと自体は大賛成、早くからデビューした彼女たちの一番多感であろうこの時期に新たな道を模索させる事も前向きに考えれば良いことな気がします。


しかし今自分は無性に悲しいし、彼女たちにもそう思って欲しいと押しつけがましく願っています。
それくらい自分はSweetSの全てが好きなのです。