0223ガッタス編

melon_kinenbi2006-02-26

ガッタスの初戦を見てこりゃ降格もあるかもと覚悟したローウィルです。


23日は駒沢にスフィアリーグ第2戦を見に行ってきました。
FCに未だ入っていない自分がオークションで手に入れた席はYJシューターズの応援席でして、まあたまたま見やすい席を選んだらそうだったというだけなんですが、初めての北側スタンドでの観戦は新鮮でした。


事前にスフィアリーグの公式サイトでフィーチャーされたのを受けたかのようにドリームの宇津木旋風に目を奪われた大会だった訳ですが、優勝したという部分を加味してMVPは是ちゃんにあげたい自分です。
先にその他も言っておくとMIPは宇津木のめぐちゃん、敢闘賞はYJの松原渓ミスマガジン時東あみリザーブ組ではファンタジスタ戸井田アンナです。


上でも書きましたが、ガッタスは初戦の対YJ戦を見て正直頭を抱えました。
第1回大会のゲームを巻き戻して見ているかのようで玉離れが悪く、ローギアのままで前後半を終えたという感じなのです。
ボールを受けた選手が次にパスを出すまで足もとにボールが2秒以上止まっている感じで、パスを出した後も惰性で動いているだけで意図をもった動きが少ないのです。


2戦目以降は是ちゃんをピヴォに固定、さらにあさみを投入したりと随分スピード感が増しました。
是ちゃんは1戦目で危機を感じたのか2戦目はかなり飛ばしている印象を受けました。
実際そこからリズムが生まれて他の選手も動きが良くなっており、決勝もめぐちゃん対応で是ちゃんにかかる比重は大きくなりましたがそれ以外の選手も動き自体は初戦よりもずっと良かったと思っています。


吉澤キャプテンは当人の持つポテンシャルから大きく劣っていたと思います。
膝の悪い彼女ですが昨日のプレーなどを見ていると殆ど踏ん張りが効かない感じで上半身がぐらつき、それがプレー全般のブレにも繋がっているように思えるのです。
あとボールを貰うととりあえずシュートという1年前のころの既視感プレーがまた増えてきた訳ですが、それを誘発している精神的な要因が何なのかは気になるところです。


これはガッタスに限らず全てのチームの選手に言える事ですが、特に初戦のガッタスを見て思ったのはパサーとしてのバリエーションを増やして欲しいということです。
FPは連携して意図を持った動きでもってシュートまで持っていくのが理想な訳ですが、正直各人のスキルがそこまで達しているとは到底思えませんし、そんなのは1試合の中に何度かある程度でしょう。


真っ先にマスターして欲しいのはめぐちゃんも見せていましたが足裏を使ってボールをこねくり回すようなドリブルで、パスコースを作る為の短い移動などにはとても有効、相手からのプレッシャーが強い本番ではそれが身に付いているかどうかだけで精神面の余裕がかなり変わってきて、プレーにも落ち着きが出てくると思います。


守備面はリズムが出てきた2戦目以降は総じて安定していたと思います。
ミスマガジンのカウンター並びにピヴォへのロングスローはほぼ完璧に封じていましたし、決勝では是ちゃんがピヴォで宇津木と完璧なマンマーク、攻撃でプレッシャーを掛ける事でめぐちゃんの攻撃参加時間を削り、運動量の多いメンバーを後ろに置いてミドルのコースなどもほぼ消せていたと思います。


ガッタスは是ちゃん以外のメンバーのゴールが決まっていないだけでシュートはどこよりも打っています。
そういった部分を鑑みると今のスタイル自体は変えなくて良く、精度を良くしていけばいいだけだとも思います。


スタメンとサブがはっきりしてきてサブの出場機会が少なくなっている事を嘆く人もいるかと思いますが、メンバーのオーダー自体はこれから先変動も見られると思いますし、他のチームのサブに比べると優れているのは相変わらずだとも思います。
それゆえにスタメン組への注文が高くなると同時にスポフェスまでに各メンバーはコンディションを整えてスキルを磨いて欲しいと思っています。