好きと言いなさい
生涯始めて好きになったアイドル（あまりアイドルらしくなかったけど）で、広島の家電量販店で行われた公開録音のゲストに来たのを見に行き、サテン調のピンクに花柄のセットアップで歌った「Temptation」と「好きと言いなさい」を目と耳に焼き付け、ブレイクする直前までテレビやラジオにかぶりつき、去年末だかに発売されたベスト盤を購入・・・彼女に対する思い出はそれくらいしかありません。
けれども今でもその当時の彼女を思い浮かべることが出来るし（30代になっても容姿は殆ど変わってなかったんですけど）、歌詞は少し曖昧だけれどもメロは完璧、iTunesのライブラリに入った今、彼女の楽曲は一生忘れることはないと思っています。
つんく特別賞を取ったミスマガジンの時東あみはイベントで山瀬まみの「メロンのため息」を歌っているんだそうです。
自分はその曲自体は知りませんが、その曲がつんくPのお気に入りの一曲で、彼のアイドル観の原点になっている曲だという事を色んなところで読んで知っています。
タイトル曲の「好きと言いなさい」は自分にとっての正にそういった楽曲です。
あれほどまでに作詞作曲をこなすつんくPが現役アイドルにカバーさせたいと思わせる、彼にそこまで思わせるような曲が自分にとっては「好きと言いなさい」*1なのです。
昨日、彼女は逝ってしまいました。
悔しさや悲しさは彼女と接した時間が長いほどとてつもなく大きいと思うので、上に述べた位しか思い出のない自分はそういった感情を書けません。
ただ彼女の事は絶対忘れないし、これからも普通に何かの機会で、どこかしらで、彼女の事に触れると思います。
そしてあなたにとってのアイドルソングの原点は？と聞かれたら何度でも「好きと言いなさい」と答えたいと思っています。
