涙の理由

melon_kinenbi2005-07-15

先週になりますが娘DOKYU!では静岡で行われたガッタスの合宿の模様が流されました。
変にドラマ仕立てになっている構成はキャプテンの吉澤が見せた涙を主軸に置いて、間のストーリーを8割方割愛して3話仕立てにしたというおかしなモノだった訳ですが、そういった違和感も最後の吉澤の涙で全て良い方向に解釈出来るような、そんな内容でした。


この合宿自体が事務所や雑誌社側からの提案だったとしても、メンバーの中で誰よりも合宿の必要性を感じていたのは吉澤ひとみに他ならないでしょう。
合宿の最後に彼女が口にしたことを鑑みても今ガッタスに求められいるモノ、ガッタスが目指しているモノは一段階上のチームプレーな訳です。
特にガッタスのような運動量に秀でているチームはメンバー間で阿吽の呼吸が取れるようになると絶大な力を発揮出来ます。


敢えてここで歌手活動を引き合いに出させてもらうと、そこにはガッタスで得られるような意志の疎通による快感の共有はなかなか得られません。
それぞれが楽器を演奏していればセッションの楽しさが出てくるでしょうし、ハーモニーが前面に押し出された楽曲ならまた違う快感も得られるとは思うのですが、残念ながら娘。の楽曲ではそういったモノは得られませんし、メンバーの人数、新陳代謝もひとつの弊害として作用する訳です。


どちらが大切とかではなく、一個人の気質として吉澤ひとみが欲する喜びというのはガッタスのような活動によるところが大きいわけで、この合宿というイベントは彼女自身にとってはもしかしたら試合以上に楽しさを実感する場だったのかもしれないと思うわけです。


彼女は常々チームの課題という言葉を口にしていますし、Sals2の最後は次のような言葉で締めくくっています。


スポーツの楽しさって、うまくなったり、チームが強くなることだと思ってる。
自分もチームも、もっとそういう欲求が出てきたら、もっと目指すものに近づけるようになると思う。


2日間とはいえ、ひとつの目標を立ててスケジュールを消化していき、最後に成長、進化の兆しとなるプレーを目の当たりにする・・・監督やキャプテンにとってそれは何よりも嬉しいことではないでしょうか?
Salsでも合宿でも度々彼女が口にしている”もっと”がチーム内に浸透したとき、ガッタスはひとつの完成形を見るのでは・・・と思っている自分がいます。


そんでもって折しも今週のDOKYU!では辻ちゃんがクローズアップされて、壁にぶち当たっているといった構成になっています。
この番組だけで判断するのは早急かとは思うのですが、出来ることなら辻ちゃんにも早くキャプテンが抱く”楽しさ”に気付いてもらって、充実したガッタスライフに昇華してもらえれば・・・と思っています。