似て非なるモノ

melon_kinenbi2004-09-15

ハロプロ界隈以外のオリコンチャートに名前を連ねる邦楽を聴いてもつまんない曲の方が圧倒的に多く、何でこの曲がこんなに売れるのだろうかと思うことも少なくありません。
ただ、落としどころとしてハロプロの楽曲は微妙なモノが多いのも事実で、それ故に売り上げを損している部分もあるように思います。
例えばWは2ndシングル「ああ いいな!」からオリジナルの楽曲なのですが、相変わらず彼女たちのような容姿、年齢に歌わせる楽曲としてビミョーだと思うのです。
Wのハモリは素晴らしいといった記述を良く目にするのですが、カバーを始めとして彼女たちが今まで歌ってきた楽曲は殆どが単調な構成のモノで、オリジナルの2ndシングルもその路線から外れていません。
そんな今回のシングルを聴いて自分が最初に思い浮かべたのはPUFFYです。もうちょっとノイジーでざらついたバックトラックに替えてしまえば、この曲はパフィーの2人が歌ってもおかしくない、いやまったく違和感のない楽曲だと思います。
つまりメロディラインがどうとかではなく、デュオで、音符の上にシンプルに言葉が乗った楽曲で、といった要素を抽出していくと系統としてWの2ndシングルはパフィーの延長に来るものだと思うのです。
では歌う側はどうかというと、PUFFYとWはかなり対極にあるといって良いでしょう。そしてこういった楽曲を歌うユニットとしてはパフィーのような容姿の方がギャップを生んでいる点で効果的だと思うのです。
そういった意味でいうと少なくともパフィーの壁をこういった曲調で越えることは不可能なのでは・・・と相成り、もしこのままこのユニットを続けて行くなら、違う路線を模索した方が良いのではないか・・・と思ったりしています。