初心者レポート

melon_kinenbi2004-09-26

代々木の全公演が終了したので、あやコン初心者らしいレポートを・・・

認定証という名のトレカをもらって入場、少し煙った会場内に目をやるとアリーナの外周を花道が一周、しかも東(いわゆるアリーナ最後列)側にはサブステージが設置され、なにやら面白そうだと思わされます。自分の席は1階北Hブロックの2列目、いわゆるファミリー席で、このことに関しては後悔とラッキー半々だったと書いておきます。

セットリストは今回のツアーをほぼ踏襲、若干手が加えられて曲が増えていたようですが、その事による全体的な流れの変化は無かったのではないかと思います。つまり、スペシャルだからといってまったく違う趣向のモノを見せる訳ではなく、あくまで2004年秋ツアーの中での1公演という位置づけなのでした。

前半には2度MCが入るのですが、ゆっくりとしゃべるその口調は明らかにコンサート向けで、ヤンタンでの彼女を知っている自分にはひどく違和感のあるモノでした。再現VTR風の内容自体は彼女らしいもので、自分のおもしろ話を細かく話すという部分自体はヤンタン時代の彼女と何ら同じです。w

 ----m(_ _)mちょっと飲みに行ってきますm(_ _)m-----

アンコールでのMCは別格として、印象に残ったのは最初に自らしゃべった「(ハロプロ)ソロ初の代々木公演」という下り、決して自信だけではない、彼女の心意気が伝わるセリフでした。

曲は最近の曲を中心にして、ヒットチューンをメドレーで使う豪華さ、ここら辺はごっちんの春コンに通じるモノがあります。そして舞台での照明装置(首振り機能の付いた伸縮自在のモノ)や前半バックで流れるビデオアート的なモノも、ごっちんのコンサートでは既におなじみなものなのでした。

歌唱に関してはなんら文句ナシ、去年は色々と問題があったようですが、それが一体何なのかが判らない位に素晴らしいモノでした。会場に合わせて、バックトラックもめい一杯太く厚いものになっており、エコーもディレイもMAXに近かったと思うのですが、彼女の声はそれらに一切負けることなく、会場内に響き渡っていたのでした。
良く歌詞をポカするらしいという部分も自分が聞く限りは皆無、一カ所出始めの音を拾うのに苦労していた感が見られましたが、それ以外はまったく持ってパーフェクトだったと思います。

特効はメドレーあたりから、メドレーの構成曲は全てアリーナ後方のサブステージで披露するという大胆なモノで、ダンサーを引き連れて踊り、最後はクレーンに乗って宙を旋回するという大仕掛けが待っていました(その後南側の花道を歩きながらメインステージへ戻っています)。あとはアンコール前のGOOD BYE 夏男で大きな発破があった位で、正直に書けばクレーンと花道設営以外はかなり地味なものだったと思っています。
しかし上でも書いたようにとても大胆な構成にすることで、そういった感覚を払拭していましたし、ここの部分は演出としても成功していたと思います。欲を言えば花道の電飾(ちょっとだけでした)だとか、両端の花道の使い方自体など、もっともっと掘り下げて良くできるとは思うのですが、それは次回の楽しみにするべきだとも思いました。

アンコールラストの曲以外で印象的だったのはファミリー席ということもあり女の子の反応が強かった曲、特に「LOVE涙色」と「I know」は随分印象が変わりました。
自分のまわりには結構お子さん連れの家族がいらっしゃいましたが、とりわけ左前に座っていた女の子が盛り上がっていました。「LOVE涙色」はサブステージで歌っているため、自分の目線の先には必ずその女の子が来るのですが、サビのフリをしっかりと決めている小さなシルエットが何とも言えない情景として記憶されています。小さな女の子があややを好きになるという事、あややにあこがれるという意味、この曲の印象的なフリにはそれを紐解くヒントが隠されているように感じました。

ファミリー席についてはやはり身体をしっかり動かせない点で後悔が残りました。バラード、ダンスチューン問わず、立って聴くか、座って聴くかという部分で集中の度合いが変わってくるのです。ファミリー席はなまじ視界が良いために散漫になりがちで、もちろんそういった楽しみ方も良いとは思うのですが、自分には向いていないと思いました。
ただ、2列目ということで彼女が良く見えたのはラッキーでした。アンコールのシャイニング デイを歌う前は北側の花道を通って移動したのですが、その時本当に最前列なみに近くで彼女を見ることが出来ました。
自分のまわりにはあややコールを入れる女の子が結構いまして、MC中とかはまったく反応しなかった彼女ですが、明らかに気に留めていてくれていたようで、移動の途中しっかりと止まって彼女たちに対峙、手を振りながら「ありがとう」と言っているのが判りました。
改めて書くまでも無いことですが、間近で見るとあんなに小柄でカワイイ彼女が、あんなにも声を響かせ、大きく見える事に驚いている次第です。

終演後、帰りの電車の中で自分が考えていたのは申し訳ないのですが、彼女の事ではありませんでした。今回の代々木コンを勝手にごっちんやメロン!でシミュレートしている自分がいるのでした。*1
それはある意味あややファンには申し訳ないのですが、言い換えればこの日、松浦亜弥という歌手が見せてくれたモノはそれくらいに壮大で夢溢れるものだったという事です。
推し云々は抜きにして自分はこれまで以上に歌手松浦亜弥に期待していますし、末永く彼女の歌を聴いていたいと思っています(とりあえずはNUNな!)

*1:ついでに書けば先日のなっちコンではなっちを高橋!に置き換えてシミュレートしていたりもします(^^;