有線

出向で有線の流れる大きな工場へ行くことがあるのですが、今年も懲りずにある曲が流されておりそれを聴くたびに不愉快になっています。
その曲はあるスポーツ選手の応援歌で、自費出版で制作されているらしいのですが、アメリカ人が忍者を間違って解釈しているといった類の、はっきり言えばサンプリングを覚えた人間が猿のように嬉しがってそれを多用しているといった、ボーカルも含め、くどくてサブイ楽曲なのです。
もちろん限られた活動範囲内で応援しようとする気持ちを否定はしませんが、自分などはそこにある種の暴力性を感じます。
決してマイナーを否定はしませんが、製作段階でチェック、口を挟むスタッフが少ない、つまりそこに携わる人間の少ない楽曲というのは偏りが出てもそれが修正されたり薄められたりすることがないので、ドギツイモノがそのまま垂れ流される訳です。
つまりマイナーといってもそれはレーベル的なマイナーではなく、制作される楽曲自体がマイナーな訳で、それはちょっと違うんじゃないのか?そういった楽曲が有線で流されることが許されて良いのだろうか?と思う次第です。